2010年5月3日月曜日

作家・村上龍の編集サイト紹介

本日は、作家の村上龍さんの編集サイトJMM(Japan Mail Media)をご紹介します。

なお、ご参考までに、同サイトの「広告主募集」をリンクさせておきます。


2010年5月3日発行
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JMM [Japan Mail Media]            No.582 Monday Edition

「編集長から」


(以下、部分を引用)

 「最近わたしの周囲で元気がない人が増えている気がします。

 仕事柄、接する機会が多いのは出版社をはじめメディア関係者ですが、元気がないというか、覇気が感じられない人が増えています」。

(中略)

「書籍や雑誌の売り上げでは健闘しても、広告収入が占める割合が大きいために、売り上げが激減しているわけです」。

(中略)

「とくに今年は、iPadをはじめとしてさまざまな電子書籍端末が登場します。

 電子書籍元年という指摘もあります。

 そういった中で、メジャー出版社は、適切な対応策を考えているとは思えません。

 電子書籍という大きな波に対し、彼らがやったのはなんと「団結」でした。

 「護送船団化
」することで、当面の難題に対処しようとしているのです」。

「電子書籍においては、媒体と作家の距離が最短になります。

 極端なことを言えば、出版社は不要になるわけです。

 そのことを理解している出版社は事実上皆無です。

 そういった状況では、事業内容・規模に応じた個別の対策が必須で、「団結」は解決策などではなく時代への逆行です」。

現役作家のコメントを引用させていただきました。


「護送船団化」:〈一般社団法人「日本電子書籍出版社協会」参加の出版社〉

朝日新聞出版学研ホールディングス角川書店河出書房新社幻冬舎講談社光文社実業之日本社集英社主婦の友社小学館祥伝社新潮社ダイヤモンド社筑摩書房中央公論新社東洋経済新報社徳間書店日経BP社日本経済新聞出版社日本放送出版協会早川書房PHP研究所扶桑社双葉社ぶんか社文藝春秋ポプラ社マガジンハウス丸善山と溪谷社
(以上31社 2010年3月時点)



【参考】

出版業界に未来はあるか・勝間和代
2008年7月7日 09:00 「日経 IT+」

新聞の20%以上は配達されない 「押し紙」という新聞社の「暗部」
(連載「新聞崩壊」第4回/フリージャーナリスト・黒薮哲哉さんに聞く)

2009/1/ 2 11:28  「JCASTニュース」

沖縄雑誌苦戦 休刊も 広告収入が激減
2009年4月15日

「広 告批評」元編集長が語る雑誌の未来
2009年05月 13日

広告収入ゼロで世界に 12万部を発行する雑誌「アドバスターズ」
2009/07/29

「紙メディアの無い世界」の覇者は誰か?(前編)
September 7, 2009 週刊isologue(第23号)

「紙メディアの無い世界」の覇者は誰か?(後編)
September 15, 2009 週刊isologue(第24号)

120.存亡の機を迎えた新聞(1)  
2009年12月9日記載 「山川 紘」

121.存亡の機を迎えた新聞(2):新聞社と新聞販売店 
2009年12月24日記載 「山川 紘」

電子書籍化へ出版社が大同団結 国内市場の主導権狙い
2010年1月13日3時11分 「朝日」

iPad対Kindle、勝負あり。そして出版の未来。 磯崎哲也
2010年2月12日20:24分 「アゴラ」

2010年2月25日 トピックVol.26「若者と新聞」発行
010/02/25 「M1・F1総研」

09年広告費、初めてネットが新聞抜く 総額は過去最大のマイナス
2010.2.22 15:13 「サンケイ」

ネット広告、新聞抜き2位に 総広告費は最大の減少率
2010年2月22日22時3分 「朝日」

若者層の新聞離れのトップは「お金がかかるから」、その意見に潜むものは……
2010年03月01日06:57 「garbagenews」

ネット新聞「JANJAN」など休刊へ 広告収入の落ち込みで
2010.3.1 23:06 「サンケイ」

俺も電子出版の未来について語ってみよう。
010-02-13 03:08:54 「堀江貴文」

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